上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ここがちょっと面白いかもとか思ってる加藤です。

さて、たいしてネタがないので、吉田篤弘という人のことを書くことにします。

メディアで取り上げられてるとこをほとんど見たことないし、置いてない本屋も多かったりしますが、最近もっとも注目している小説家の一人です。

いろんな視点から書かれた話の断片をつなぎ合わせて1つの世界を形作っていく連作短編の形になっているのですが、1つ1つの話が、必ずしもうまくつながらず、順番もバラバラで、どこかつながりがあるようで、どこにも上手くはまらないピースが混ざっていたりする、そんな本をつくっています。

だから、物語は、結局1つにはまとまらず、様々な空白を残したまま終わってしまうのですが、そうすることによって、とても広がりのある世界観をつくっていて、その世界観が、何とも心地いい。

これまたもっとも好きな小説家の一人である北野勇作氏もこういう作品のつくり方をしているし、自分の作品のつくり方にも通じるところがあったりします。

そして、作品の構成も面白い上、1つ1つの短編としても、とても丁寧につくっていて、広がりある世界に、十分な厚みを持たせいます。
全体として何か大きな主張があるようなものではないのですが、細かなディティールに作者の主義主張、趣味嗜好がそれとなくこめられて、それが作者独特の、居心地良く魅力的な世界観をつくっています。

この世界観をもっと味わいたく、新刊が出るたびに買ってしまう加藤雄大でした。

p.s.この人の吉田音名義の本もいい!
2006.02.20 / かと /
Secret

TrackBackURL
→http://exhibitionmap.blog11.fc2.com/tb.php/65-2ae83c29
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。