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今回は、たいしたネタもないので、ひと月ちょい前にもちらっと書いたラファティの「宇宙舟歌」を読み終えて思ったことでも書きます。

「文学の歴史においてもっとも独創的な作家」
と、「ケルベロス第五の首」を書いたジーン・ウルフも言ってる。(と、解説に書いてある)R・A・ラファティ
その日本での最新刊「宇宙舟歌」(最初にアメリカで発表されたのは1968年。ちなみにこの人は何年か前に亡くなってる。)
いや、面白かった。
さすが、ラファティ。
全く期待以上だった。

これを買う時に一緒に買った「銀河ヒッチハイクガイド」(こっちはイギリスで1979年発表)も面白くて、続編も含めって一気に読んでしまったが、ラファティにはやはりかなわない

「銀河ヒッチハイクガイド」も「宇宙舟歌」も簡単に言えば、「宇宙船に乗って、いろんな星を旅をして、見たことも聞いたこともないへんてこな、わけのわからないことに、次々に遭遇する」話な訳だが。「そのわけわからなさ」がラファティは、ずば抜けてセンスがいい。密度も高い。全編にわたってラファティらしいアイデアに満ちている。

ただ単にめちゃくちゃなわけではなく、その背後には、知識と教養がある。解説によれば、この「宇宙舟歌」は、「オデュッセイア」がベースになってるらしい。ほかにも、北欧神話やなんかがいろいろ入って再構成された上で、ラファティのオリジナリティが遺憾なく発揮されている。

これは、ある意味ピカソと同じかもしれない。
つまり、古典を十分に知った上で、アフリカの彫刻なんかも取り込んで、再構成して、一見子供でもかけそうなへんてこな絵を描くというのに似ている気がする。
自分のラファティ好きは所以は、そういう20世紀以降の「モダンアート」的なセンスにあるのかもしれない。
そう考えると、ちまたにあふれてる小説は、たいがい印象派くらいで止まってる感じだなあ。いや、絵にしても一般に人気があるのは印象派あたりか。

そういえば、北野武の「TAKESHIS'」もキュビズムを目指したようなこと言っていたがどうなったんだろ?

しかし、やっぱ、「オデュッセイア」とか「神曲」とか「リア王」とかその辺はちゃんと読まんといかんなあ。(「神曲」と「リア王」は引用が出てくる。)
「ケルベロス第五の首」に出てくるデイビットも授業中に「オデュッセイア」読んでるし。
それ以前に、「ケルベロス第五の首」を読んだ時に、プルーストを読まなきゃと思ったのに結局全く読んでないや。。。

うーむ読むべき本はいっぱいあるなあ。
まあ、とりあえず、今日買った「78(ナナハチ)」から。
2005.12.07 / かと /
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